創作過程を知るためのワークショップ

お知らせ

2021年のコロナ禍、創作の過程で陽性者が出た場合や感染拡大の影響でクリエーションを中止しなければならない可能性と常に隣り合わせの状況下、企画の立ち上がりから上演までを映像で撮影し記録を残す試みを行いました。アーティストとスタッフがコロナ禍において、リモートや少人数で感染症対策を講じながらどのように作品を創作しているのか、記録映像の一部を使用しワークショップ形式で実施。また、コロナ禍で劇場を使用して行うワークショプなどが激減している中、舞台芸術のプロを目指す学生や20代の若手を対象に実際の劇場空間を使用したレクチャーと上演後のフィードバックを行い、学生や職員からも高評価を得ました。
2022年度以降、この経験と素材を有効活用していきたいと考えており、芸術系の大学や劇場と協働しリモートや対面でのワークショップも可能にしていく予定です。(決まり次第、本websiteにてお知らせいたします)
本事業は、令和3年度 文化芸術復興創造基金〈東京海上ホールディングス様ご寄付による助成事業〉に採択され、長期間にわたり様々な劇場やリハーサル会場、プロダクションミーティングの場など映像撮影を行うことが実現が可能になりました。感染症の影響でこれまでどおりのクリエーションを行うことがむずかしく、状況によっては稽古の途中で公演が中止になり“すべてなかったこと”になってしまいかねない舞台芸術の創作過程を映像記録に残せたことはわたしたちクリエーターにも大きな支えとなりました。
東京海上ホールディングス株式会社様に敬意を表するとともに深謝申し上げます。また、撮影にご協力いただきました各劇場の関係者のみなさま、スタッフ、出演者のみなさまにも心よりお礼申し上げます。