新企画『KUNIO TALK』スタートします!
2018年2月より新たに『KUNIO TALK』がスタートします。杉原邦生が 、いま、会って話したい方 をゲストにお招きし、毎回異なるテーマでここでしかできないお話を聴く新たな企画です。
第一回目となる今回は「古典演目を現代に上演すること」をテーマに、大蔵流狂言方の茂山童司さん、歌舞伎俳優の中村壱太郎さんをゲストにお迎えしてお送りします。おたのしみに!
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【第一回ゲストのご紹介】
茂山童司[大蔵流狂言方]
1983年4月2日生まれ。茂山あきらの長男。父および祖父二世茂山千之丞に師事。1986年、『魔法使いの弟子』(NOHO(能方)劇団)で初舞台。1997年『千歳』、2004年『三番三』、2006年『釣狐』を披く。語学に堪能で近年はNHKテレビの語学番組「プレキソ英語」に“カウドージ”なるキャラクターでレギュラー出演していたほか、国内外でバイリンガル狂言公演や他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを行うなど表現者としての新境地を切り開いている。2013年夏に自らが作・演出を手掛けるコント公演「ヒャクマンベン」、2014年春に100年後の古典を目指す新作狂言の会「新作“純”狂言集マリコウジ」の両シリーズを始動させる。横浜トリエンナーレ2014の正式招待プログラムである「釜ヶ崎芸術大学」の講師として狂言を指導し、新作狂言上演の成功を導く。2015年東京芸術劇場、金沢歌劇座で上演のオペレッタ「メリーウィドウ」の脚本・演出を手掛けるなど役者としてだけではなく演出家としても精力的に活動中。
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中村壱太郎[歌舞伎俳優]
1990年8月3日生まれ。1991年11月京都・南座〈三代目中村鴈治郎襲名披露 興行〉『廓文章』の藤屋手代で初お目見得。1995年1月大阪・中座〈五代目中村翫雀・三代目中村扇雀襲名披露興行〉『嫗山姥』の一子公時で初代中村 壱太郎を名のり初舞台。2007年に史上最年少の16歳で大曲『鏡獅子』を踊る。2010年3月に『曽根崎心中』のお初という大役に役柄と同じ19歳 で挑む。2013年3月慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年9月吾妻徳陽として日本舞踊吾妻流七代目家元襲名。
現在、女形を中心に歌舞伎の舞台に精進しつつ、ラジオやテレビなどにも活動の場を広げている。また「春虹」の名で脚本執筆、演出にも挑戦中。
近年では、2016年に大ヒットした映画「君の名は。」において、ヒロイン・三葉と四葉の姉妹が舞う巫女の奉納舞を創作した。
2018年3月、歌舞伎座にて坂東玉三郎演出による「滝の白糸」で主演の滝の白糸を演じる。
▶︎ 中村壱太郎 公式ホームページ
【司会】
九龍ジョー[ライター、編集者]
著書に『メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方』(DU BOOKS)など。編集を手がけた書籍多数。『文學界』にて「若き藝能者たち」、松竹公式サイトにて「エンタテインメント歌舞伎考」連載中。